猫の穴NEWS
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犬も歩けば橋を-④ぬいぐるみは歩く?走れるか??夏目漱石先生の謎
2018-09-25
作品紹介[Ⅱ]:〔リュウ・ヴィヴィアン・ビジンチャン〕と〔コロ・マルセル〕の《置物型・ぬいぐるみ》です。 今、世界中のオウチから注文が殺到して〈一年待ち〉。 |
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CDを使った〈リード(ロープ)〉。これがなければ《今にも動き出すように見える》『精巧なつくり』です。 リュウ・ヴィヴィアン・ビジンチャン 『コロ・マルセル、いつもは、私達は〈リード〉が無くても〈父上の横・後(よこ・うしろ)〉に必ずいるものね』 |
作品紹介[Ⅲ]:〔コロ・マルセル〕の[きぐるみ]です。 黄色の〈雨用Tシャツ〉が目印です。 中に入っているのは私の父・『小犬山コロにゃん博士』です。
コロ・マルセルです。「僕の表情と特徴をよくつかんで、動き出しそうです(キャハ)」 |
コロ・マルセルです。ボクが驚くことはたくさんあります。父上と散歩をしている時のことです。
父上の教え通り、長くても平気な『Stay(スティ・お座り)』をして、『Look at the left to see the right(左を見て右を見て)、和犬式には〈右を見て左を見て〉』車道に飛び出さずにいます。
『Bow Wow(バゥ・ワゥ)Hour(アワー)(※1時間の意味※解説あり)Stayは平気です。
ボクは、《セラピー犬、介助犬、盲導犬》として活用される、病院にも犬務する犬種ですので自然です。 父上の訓練の成果も加わります。
父上の『Heel(つけ・つきなさい。父上より前に出ないで)ーWe're gonna Go(or Walk)!』の指示に従って、歩いたり、走るのです。そうすると道路の向こう側でも、後ろでも横でも、『ビックリした~!!ぬいぐるみが走ってる~!!』
リード(ロープ)に気付かないこともあるのでしょう。それにしましても《犬が走っている!》とはどなたも言わないのです!これに驚きます。
この心のやりとりを一言で示しますと、父上がさりげなく前々回表記しました《猫は吾輩である》かな。
《吾輩は・・・》としないところが父上です。
《夏目漱石先生、コロ・マルセルに敗れる・!?》
父上です。『意味があるのです。→後半の夏目先生のコメントが見事です。文豪 夏目漱石先生の代表作。漱石の名は〈失敗を認めずヘリクツをコねる〉〔漱石枕流(そうせきちんりゅう):石に漱(くちすす)ぎ、流れに枕(まくら)する〕から』
コロ・マルセルです。『相当なヘリクツ屋さんですね…僕の歯も折れます…』
父上です。漱石先生の〈猫〉は〈ぬいぐるみ〉には例えられていません。漱石先生は、「この小説の〈猫〉と〈猫の動き〉を見て、《(猫の)ぬいぐるみが走っている!》とまで言わせる〈猫〉の描写力が自分にはなくて残念だ…。かくなる上は《犬橋 人間語犬語辞典》を完成された小犬山コロにゃん博士にゆだねる…」と言われたとか言わないとか…。
そして、漱石先生は、私の最大の《やり残したこと》があります…《失敗した!》と言わないのが《漱石たるの由来》。それは、小犬山コロにゃん博士の『人間語犬語(翻訳)辞書』のような『人間語猫語辞書』を私は作れなかったこと。
人間と猫が《会話と翻訳》ができないので、一方向、ニャンサイド(ここまできたら、開き直り)の小説内容であることを隠せない。
私のイギリス留学中、Cambridge(ケェインブリッジ)大学にも、犬橋(ケンブリッジ)校にもよく訪れました。あの時、犬橋校図書館で開いた《犬橋 人間語犬語辞書》の衝撃が『猫』を主人公に執筆した動機。『漱石』『枕流』なので『猫が吾輩』でも『吾輩は猫』でもどちらでもよいのだーと少しスネ気味に伝わっているんだよ。
結局、コロ・マルセル、君が一番凄いのです。確かに「一度も犬が走っている」と言われたことがないものね。漱石先生がうらやましく思われるはずです。父上も、ここまでーとは、という予想外の体験を沢山しました。名前を小犬山枕流(ちんりゅう)にしようかと、漱石先生のように少しスネて、考えたこともありますよ。
コロ・マルセルです。『父上、それは一体?』
父上です。『あの人変わってる、相当な《犬好き》なのかしら。それにしても変!!《ぬいぐるみにリード(ひも)を付けているよ》』
作品紹介[Ⅰ]:〔コロ・マルセル〕の《ぬいぐるみ》です。 椅子、ベッドの上で寄り添っています。 |